LEARN 01
地球があたたかくなると
どんなことが起こる?
ニュースでよく聞く「地球温暖化」。
むずかしい言葉をつかわずに、いちばん基本のところから。

Q
地球温暖化って、そもそもなに?
ひとことで言うと、地球全体の平均気温が、長い時間をかけて上がっていくことです。
「今年の夏は暑かった」という話とは少しちがいます。暑い年もあれば涼しい年もある。
その上がり下がりがあるうえで、それでも全体として上がり続けている——それが温暖化です。
温室効果ガス
空気の中にふくまれている気体のひとつ。
二酸化炭素(CO₂)やメタンなど、地球から宇宙へ逃げていく熱をとどめる性質を持っています。
まったくないと地球は寒くなりすぎるので、本来は必要なもの。
問題は「増えすぎている」ことです。
① ちょうどいい毛布
温室効果ガスは
地球をちょうどよい温度に
保っています。
② 毛布が厚くなる
温室効果ガスが増えると
毛布が厚くなっていきます。
③ 毛布がさらに厚くなる
毛布が厚くなるほど、地の熱が外へ出にくくなり、温度が上がっていきます。

数字で見る、気温の変化
・世界の平均気温
1850〜1900年の平均とくらべて約1.43℃上がりました。(2025年)
・日本の年平均気温
100年あたり約1.44℃の割合で上がっています。(1898〜2025年)
1.4℃って、少しに見える?
これは、1年間・世界中を平均した気温です。
ほんの少し平均が上がるだけで、猛暑や大雨が起こりやすくなります。
日本でも「猛暑日」は約100年前とくらべて約4倍に増えました。
出典:世界気象機関(WMO)「State of the Global Climate 2025」(2026年3月公表)
気象庁「日本の年平均気温」/気象庁「全国(13地点平均)の猛暑日の年間日数」
Q
どうして起こるの?
いちばん大きな原因は、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料を燃やすことです。
電気をつくるとき、車を走らせるとき、工場でものをつくるとき。そのたびに二酸化炭素(CO₂)が出ています。
森林が減っていることも影響します。木はCO₂を吸ってくれるので、減れば減るほど、空気中に残るCO₂が増えていきます。

上:電気を使う/車に乗る/工場でつくる/物を運ぶ/森林を切る
下:気温が上がる/大雨・洪水が増える/干ばつが起きる/氷がとける/生きものがこまる
つまり、遠い世界のどこかで起きていることではなく、毎日の暮らしとつながっている話なんです。
Q
このままだと、なにが困るの?
気温が上がることで、いろいろな変化が連鎖して起こります。
起こると考えられている変化
・猛暑と熱中症/夏の気温が上がり、屋外での活動が危険になる日が増える
・大雨と台風/短時間に大量の雨が降る回数が増える
・海面の上昇/氷がとけ、海水がふくらむことで、低い土地が水につかるる
・生き物への影響/すみかの環境が変わり、種によっては生きられなくなる
※ 上記は一般に指摘されている傾向です。予測の幅や確からしさは資料によって異なります。
ライブが好きな人にとっても、他人事ではありません。
真夏の野外フェスで熱中症が出やすくなること、台風で公演が中止になること。
すでに起きはじめている変化です。
Q
オタ活と、どうつながっているの?
推しに会いに行く、その一歩ずつにも
好きなことを楽しむこと自体は、悪いことではありません。ただ、こんな場面でエネルギーが使われていることは知っておきたいところです。
・ドームやアリーナの照明・音響・空調に使われる電気
・遠征の移動(新幹線、飛行機、車)で出るCO₂
・グッズやCDをつくり、運び、そして捨てるまでの過程
大事なのは「やめること」ではなく、続けられる形にしていくこと。
好きを長く続けるために、できることから変えていけます。
このページの参考資料
最終更新日:2026年8月31日
※データは公表時点のものです。最新の情報は各機関のサイトをご確認ください。






