ACTION 05
買う前に、ちょっとだけ考えよう
FSC®認証や有機JASなどのマークをヒントに、地球や人にやさしい商品を選ぼう。

推しのグッズが発売された。迷わずカートに入れる。
……その前に、3秒だけ。
買うなと言いたいわけではありません。買った瞬間がいちばん幸せなのは、よく分かります。
ただ、3秒だけ考えると、あとで後悔することが減ります。
買う前の、4つの問い
Q1 長く使ってもらえる? 1回で終わるものになっていない?
Q2 素材は選べている?リサイクル素材や、再利用できるものは使えない?
Q3 捨てるときはどうなる?分別できる?回収できる?
Q4 買った人が、誇れる?持っていて気持ちのいいものになっている?
選ぶときの、4つの視点
わたしたちがつくるときに使っている基準を、そのまま共有します。
長く使えるかを、基準に足す
かわいさ、推しの写り、値段。判断の基準はいろいろありますが、そこに「これ、何回使うだろう」を足してみてください。
わたしたちがタンブラーやTシャツを選んだのも、日常で使えるからです。1回のイベントで終わるものより、そのほうが長く一緒にいられます。
なぜ? 長く使えるものほど、買ったあとの満足も続くから
素材を、見てみる
タグやパッケージに、素材の表示があります。リサイクル素材か、天然素材か、複 合素材か。
オタエスのTシャツはリサイクル・ポリエステル、ウォレットは破棄されるはずだった牛革を使っています。選ぼうと思えば、選べる素材があるということです。
なぜ? つくる側が選べるなら、買う側も選べるから
認証マークを探してみる
パッケージの隅に、小さなマークがついていることがあります。第三者が基準を確認した印です。
全部覚える必要はありません。「見たことあるな」と思ったら、それがどんな意味か調べてみる。それだけで十分です。
なぜ? 自分で生産地まで調べるのは無理。だから第三者の目を借りるから
買ったら、最後まで大切にする
ここがいちばん大事です。つくる側としても、買ってくれたものが眠ってしまうのがいちばん悲しい。
飾る、使う、手入れする。手放すときも、次の人に渡すか、資源として回収に出す。そこまで含めて、ひとつのグッズの人生です。
なぜ? 「つかう責任」は、つくる側と買う側の両方にあるから
覚えておきたい、代表的なマーク
FSC®認証(森林管理協議会)
適切に管理された森林の木材や、その再生資源からつくられた製品につきます。紙製品でよく見かけます。フォトカードの台紙、パンフレット、ショッパーなど、オタ活には紙製品がたくさんあります。
有機JASマーク(農林水産省)
農薬や化学肥料に頼らず生産された農産物・畜産物・加工食品につきます。日本ではこのマークがないと「有機」「オーガニック」と表示して販売することが法律で禁止されています。
出典:農林水産省「有機食品の検査認証制度」
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html
※ FSC®は森林管理協議会(Forest Stewardship Council®)の登録商標です。ロゴを掲載する場合は使用規定の確認が必要です。
マークがない=悪い、ではありません
認証を取るには費用と手間がかかります。小さな生産者や個人のクリエイターにとっては、大きな負担になることもあります。マークがついていないから配慮していない、とは限りません。
マークは「わかりやすい手がかり」のひとつです。それだけで判断せず、ブランドの姿勢や説明も見てみてください。
また、「オーガニック」という表示が法律で守られているのは食品などの分野です。化粧品や雑貨は有機JASの対象外なので、同じ言葉でも意味がちがうことがあります。
よくある質問
Q1. 推しにお金を使うのは、悪いことですか?
まったく悪くありません。応援したい気持ちは大切なものです。ここで言っているのは「使うな」ではなく「使ったものを活かそう」ということだけです。買って満足するより、買って大切にするほうが、たぶん幸せです。
Q2. ランダム商品はどうすればいいですか?
むずかしい問題です。目当てのものが出るまで買い続けると、使わないものが手元に増えます。「何個までにする」と先に決めておく、交換相手を探す、といった方法があります。ダブったものは、ほしい人に譲るのも選択肢です。
Q3. 認証マークって、そんなに信用できるの?
絶対ではありません。認証にもいろいろな種類があり、基準の厳しさもさまざまです。ただ、何の手がかりもないよりは判断しやすくなります。「参考のひとつ」として使うのが現実的です。
Q4. 全部を意識するのは大変です
全部やらなくて大丈夫です。むしろ完璧を目指すと続きません。今日は「一晩寝かせる」だけ、次は「マークを見てみる」だけ。ひとつずつで十分です。
つながるSDGsの目標
目標12|つくる責任 つかう責任
選んで買い、最後まで使う
目標15|陸の豊かさも守ろう
森林や 生産地に配慮する
目標8|働きがいも経済成長も
つくる人の環境にも目を向ける




